book: レイモンド・ワックス『法哲学』
レイモンド・ワックス著、中山竜一・橋本優子・松島裕一訳『法哲学』(岩波書店、2011年)
コンパクトにまとまった学説(史)タイプの概説書。
最近のトレンド(テーマ型)とはちょっと違うかもしれないが、そういう問題領域型の教科書の理解のためにも、とても良い本。
巻末にある訳者による解説と、日本の読者のための読書案内が、秀逸。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
レイモンド・ワックス著、中山竜一・橋本優子・松島裕一訳『法哲学』(岩波書店、2011年)
コンパクトにまとまった学説(史)タイプの概説書。
最近のトレンド(テーマ型)とはちょっと違うかもしれないが、そういう問題領域型の教科書の理解のためにも、とても良い本。
巻末にある訳者による解説と、日本の読者のための読書案内が、秀逸。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
第1巻が、刊行された。
ローマ人の物語と同様、これも10巻以上続くことを期待してます。
『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』や、『神の代理人』の頃からのファンで、
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
苅部直・片岡龍編『日本思想史ハンドブック』新書館
「一般の読者と思想史研究の最前線を近づ」け、「前近代・近代の、さまざまな思想が交錯する豊かな世界へ」と誘うことを目的としている。
通史ではないとは言いながらも、古代から現代まで、目配りをしつつ章・節が編まれている。一つ一つの節が比較的独立した形で書かれており、読みやすい印象。コラムもあり、興味をもったところから、ランダムに読んでいけそうな本になっている。またこれを入り口にして、さらなる読書のための案内や、ブックガイドも限られた字数のなかで、充実している。
紹介したい友人・知人(学生も)の顔が、すぐに何人も浮かぶ本。
ちなみに、前書きに書かれている日本思想史研究者の嘆きは、
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
パトリシア・コーンウェル著
シリーズ15作目の検死官シリーズ。
ケイとのつきあい(笑)も、もう15作目ということになる。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
ダニエル・H・フット著『名もない顔もない司法−日本の裁判はかわるのか』
アメリカ合衆国最高裁ウォーレン・バーガー長官のロー・クラークを経、現在東京大学教員である著者による、日米の司法制度の比較研究である。
司法制度改革にも深く関与している著者の視点は、引照点がアメリカ合衆国であるという点の限界はありつつも、非常に有益である。
また、著者が明示的に論じているわけではないのだが、司法制度との関係で用いられる「政治」・「政治的コントロール」という語の内実の日米間のズレというか、乖離が、
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
野田聖子『不器用』(朝日新聞)
『私は、産みたい』から
流産、郵政造反選挙、復党、離婚と、
波瀾万丈の3年間。
彼女については、以前にも、アエラの記事を紹介したのですが、
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
テーマ別に、日本と海外の判例を比較検証した好著。
法科大学院の講義では、判例の分析は重要な要素になるが、ジェンダー法のように先端的な分野では、国内において必要な判例を探し出すことが困難であったり、重要な問題が未だ法律問題としては議論されていない状況がある。
その点で、海外の判例法理から学ぶことが、ジェンダーの視点を取り入れた判例法理を学ぶというポジティヴな意味でも、ジェンダー・バイアスに満ちた判例法理を反面教師として学ぶことも、有益かつ不可欠な状況にある。
なぜ、このような違いが生じているのかという事も含めて、各分野の専門家が執筆分担している。
もう少し、早くでていれば、今年度の教科書にしたかったし、
内容も含めて、いろいろと考えさせられる本であった。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
吉岡睦子・林陽子編著
法科大学院テキスト対応とあり、非常にインフォーマティヴな教科書である。
構成も、工夫がされており、それぞれのご専門の方達が執筆している。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
亜細亜女性法學研究所編『亜細亜女性法學 第10号 人権と法』が刊行された。
これは、韓国の仁川大学の元教授の裵先生を中心とする亜細亜女性法學研究所により、
一年に一度出版されている雑誌。
韓国・日本・中国の研究者が投稿している。
今回は、創刊10年記念号。
毎年9月にこの雑誌の刊行に伴って、シンポジウム・研究会を仁川で開催している。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
海堂尊『ブラックペアン1988』
是までの作品と同様、テンポ良くすすむ。
ついつい、おしまいまで読んでしまった・・・
現役医師が書いたミステリーと、帯にあったが、その通り・・・
『チーム・バチスタの栄光』、『ナイチンゲールの沈黙』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』と、今作と、その度合い(医師度?)が高まっているかも。
ちなみに、ペアンとは、コッヘルと並んで、手術の時に止血のため使う鉗子のこと。
どうして、ブラックなのかは、読んでのお楽しみ。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)