能楽堂でバロックオペラ
ペルゴレージ「リヴィエッタとトラコッロ」
シャルパンティエ「アクテオン」
セルリアンタワー・能楽堂
でした。
能とバロックオペラの融合かな。
能は、まったくの素人で、これまで10回程度しか見たことがない私ですが、
バロックオペラを見たい一心と、
先日のはくじゅホールで耽溺した波多野さんの初追っかけ(!!)でした。
他のメンバーも含めて、興味津々。
始まる前に、20分ほどの解説があったようだが、
連れの到着がぎりぎり(私がチケットを持っていた)になり、聞きそびれて残念。
ブッファというか、狂言に当たる(かな)?ペルゴレージ「リヴィエッタとトラコッロ」は、
ものすごぉく面白かった。文字通り、笑ってしまいました。
いいんですよね、笑って・・・
とんでる感じの筋書きのおもしろさが、増幅される感じでしたね。
舞台がぐっと近いせいもあるかしら。
私は、1列目だったし。0
臼木さんは、ほんとに可憐で美声。
お芝居もとても素敵でした。
お相手の善竹さんの歌も説得力あって、びっくり。
善竹さんの声が舞台から直接きこえて、臼木さんの声が能舞台の屋根に反射(でいいのかな)してきこえてくるのが、とても面白かったです。
あの空間だと、二重唱になると善竹さんの声が勝つ(勝ち負けではないけど)のですね。
幕間に、ペルゴレージのオーボエ協奏曲の演奏があり、ものすごく得した気分。
演奏、すばらしかったです。
こちらは、客席の中正面のあたりでり演奏のせいもあり、ものすごくインティメイトな雰囲気でしたね。
後半のセリアというか、能は、シャルパンティエ「アクテオン」
アリアも、合唱もとても素敵でした。
こちらは、ソロも合唱も、四人の歌い手が歌い、しかも謡い手のところに並んで正座して歌ってらっしゃいました。
楽譜を載せる台も、謡いの方のものと同じもので、視線も、ずっと下向き。
ちょっと窮屈そうでした。
お目当ての波多野さんは、ディアナ。
ソロはもちろん、合唱というかカルテットもすばらしかったです。
アルトパートの事が好きになりますね。
あそこの位置だと、楽器の演奏はどんな風にきこえるのかしら・・・
それと、全くの素人の感想ですが、
能は、なんと言っても静寂と静止によって盛り上げていくのに対して、
シャルパンティは、音を広げ、和音の進行をどんどん展開させて、盛り上げていく・・・
という、対比がものすごく面白かった。
その点では、「笛」は、圧巻でした。能管っていうのね・・・
会場でお会いした能にものすごく詳しい知り合いによると、舞がないなんて。。。と言ってましたが、
素人の私は、とても楽しめました。
アクテオンが鹿に変身するところは、ギリシャ神話の舞台よりも、迫力があると思います。
いやぁ〜それにしても、冷静に筋書きを考えると、アクテオンの方も、神話に範をとってると言いつつも、
なかなかすごいですよね。
当時の帰属の趣味が鹿狩りだったことを考えても、なかなかすごいかも。
で、終了後、生まれて初めて、「出待ち」をしました。
会場からでたところで、他の出演者がお話してらしたので、もしかして、波多野さんもでてらっしゃるかしらと、思い、待っていたら、
おお〜、おでましです。
多分、お知り合いの方とお話されてます。
私も〜って思って、ちょっと離れたところで待機。
その間に、なんてしゃべろうかと、考えたけど、まとまらず・・・
緊張してしまって、
口からでたのは、「ファンです。この間のはくじゅホールのコンサートを聴いて、感激しました。CDもたくさん聴きました」
ここで、横にいた息子が「ほんとにたくさんCD買ってます」とフォロー〜(かな)してくれた。
U野先生やA木先生から伺っていた通り、気さくな感じの方でした。
う〜ん。
それにしても、センスがない会話でした。
帰る途中で、息子と二人で「U野先生に紹介されました」って言えば良かったね、と反省。
はくじゅホールで耽溺したコンサートの感想は、MIXIにしか書いていなかったことに今、気がつきました。
詳しくは、MIXIで〜
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