book: レイモンド・ワックス『法哲学』
レイモンド・ワックス著、中山竜一・橋本優子・松島裕一訳『法哲学』(岩波書店、2011年)
コンパクトにまとまった学説(史)タイプの概説書。
最近のトレンド(テーマ型)とはちょっと違うかもしれないが、そういう問題領域型の教科書の理解のためにも、とても良い本。
巻末にある訳者による解説と、日本の読者のための読書案内が、秀逸。
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レイモンド・ワックス著、中山竜一・橋本優子・松島裕一訳『法哲学』(岩波書店、2011年)
コンパクトにまとまった学説(史)タイプの概説書。
最近のトレンド(テーマ型)とはちょっと違うかもしれないが、そういう問題領域型の教科書の理解のためにも、とても良い本。
巻末にある訳者による解説と、日本の読者のための読書案内が、秀逸。
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田中秀央編、研究社の羅和辞典の改訂版が、でるとのこと。
初版が1952年、増訂新版が1966年に出て以来、改訂されていなかった。
私のは表紙はもうなくなってしまったけれど、確かにこの表紙(箱?)でした。
で、こちらが、この度43年ぶりの新版。水谷智洋編。
どういう風に変わったのか、ちょっと楽しみ。
田中秀央版は、例文がなかったので・・・
私が使うのは、
C.T.Lewis, An Elementary Latin Dictionary(Oxford University Press, 1891)、
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知人からのお知らせをいただきました。
日本弁護士連合会の『弁護士白書2008年版』が出版されています。
今年度版の特集は、
男女共同参画と弁護士
弁護士の大都市偏在と訴訟需要
の二つ。
特集については、こちらから、PDFで読むことができます。
男女共同参画と弁護士については、
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苅部直・片岡龍編『日本思想史ハンドブック』新書館
「一般の読者と思想史研究の最前線を近づ」け、「前近代・近代の、さまざまな思想が交錯する豊かな世界へ」と誘うことを目的としている。
通史ではないとは言いながらも、古代から現代まで、目配りをしつつ章・節が編まれている。一つ一つの節が比較的独立した形で書かれており、読みやすい印象。コラムもあり、興味をもったところから、ランダムに読んでいけそうな本になっている。またこれを入り口にして、さらなる読書のための案内や、ブックガイドも限られた字数のなかで、充実している。
紹介したい友人・知人(学生も)の顔が、すぐに何人も浮かぶ本。
ちなみに、前書きに書かれている日本思想史研究者の嘆きは、
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ダニエル・H・フット著『名もない顔もない司法−日本の裁判はかわるのか』
アメリカ合衆国最高裁ウォーレン・バーガー長官のロー・クラークを経、現在東京大学教員である著者による、日米の司法制度の比較研究である。
司法制度改革にも深く関与している著者の視点は、引照点がアメリカ合衆国であるという点の限界はありつつも、非常に有益である。
また、著者が明示的に論じているわけではないのだが、司法制度との関係で用いられる「政治」・「政治的コントロール」という語の内実の日米間のズレというか、乖離が、
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報道によると、
「離婚後300日以内に誕生した子は前夫の子」と推定する民法772条で、離婚後の妊娠に限り「前夫の子ではない」出生届を認めるとした5月の法務省通達から半年。
通達による出生届は今月2日現在317件、288件が受理された。5月には、受け付け開始を待って届けケースもあって77件を受理。その後は20~59件で推移している。
法務省発表
コメントしたいことはいろいろあるが・・・
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中島岳志『パール判事−東京裁判批判と絶対平和主義』
このところ、各方面で取り上げられているパール判事だが、この本を読んでみて、「知らない」ということは、恐ろしいことだと思った。
東京裁判の判決書、その背景にある法哲学、またその後の四度の訪日時の一貫した発言について紹介するとともに、冷静な分析を行っている。さらにそれらの検討に基づき、戦後「日本無罪論」というタイトルでの紹介について、批判している。
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もう少しで、本の国に取り込まれて、もどって来ることができなくなりそうでした。
いわゆる謎解きものです。
といっても、犯人が誰か、ではなく、
どうしてそうしてしまったのか・・・を追います。
『火車』や『龍は眠る』の系列と、
『模倣犯』の系列がクロスした感じでしょうか・・・・
狂言回しは、模倣犯の9年後ということで、同じ人物です。彼女の回復の物語になってます。
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もう一つ、手前味噌で宣伝を・・・
『社会国家・中間団体・市民権』名和田是彦編著、法政大学現代法研究所叢書28、法政大学出版局
2003年度〜2005年度法政大学現代法研究所のプロジェクト研究『社会国家と中間団体論比較研究』の成果をまとめたもの。
この共同研究は、
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