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2009/03/20

法務省: 全国の刑務所に社会福祉士を配置

今朝の日経新聞(紙媒体)によると、
法務省は、全国の刑務所に120人以上の社会福祉士を配置する方針を決めた、とのこと。
厚労省が整備予定の地域生活定着センターとも連携して、高齢者や軽度の知的障害をもつなど、自力での社会復帰が困難と思われる受刑者をサポートする。
出所前から、生活態度などを指導する他、出所後に生活する予定の地域の保護観察所とも連携し、受け入れ先の福祉施設や福祉サービスの準備などを行う。
受け入れ体制が整わなかった場合は、更生保護施設の中にいる社会福祉士が準備を引き継ぐ。

記事によると、

社会福祉士が、生活指導という対面的援助と、福祉制度などの利用の準備・調整などのいわゆるソーシャルワークの両方を担う、ということのよう。
これは、なかなかに大変な仕事になりそう。
この二つの種類の仕事は、かなり異なる適性というか、異なる専門性を要するし、両方をこなすためには、十分なトレーニングが必要だし、しかもそれをOTJの形で進める必要がある。
個人的な経験からだけで、物を言ってはいけないのだけど、この資格をもつ具体的な人、あるいは養成の現場を思い浮かべると、かなり不安はある。
法務省には、そのあたりも含めて、十分な体制の整備を期待している。
このあたりの人材育成策が成功すると、他の分野にも良い影響があるのでは・・・

あ、社会福祉士は、業務独占ではなく名称独占なので、そのあたりも含めて、柔軟な運営を予定しているのかしらん。

また、同じ紙面の隣には、65歳以上の出所者についての法務省の特別調査(約70%が5年以内に再び刑務所に戻る)や、犯罪白書などの紹介記事(高齢者の犯罪の約4割に経済的困窮)があり、福祉の制度へつなぐことの重要性が、再犯の防止の観点からも効果的とされている。

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