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2009/02/07

見せる法廷?分かりやすい法廷?

ボ2ネタ経由
毎日新聞の記事
クローズアップ2009:見せる法廷、試行錯誤 裁判員に分かりやすく
 ◇被害者の一生、スライド上映/遺体切断をマネキンで再現
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「裁判員に分かりやすく」とあるのだが、
何をわかりやすくなのだろうか・・・
「たらいの水ごと、赤子を流す」ということにならなければ良いのだけれど。。。

もちろん、

裁判員制度の導入に伴い、わかりやすくというのも、大切だと思う。
その際、IT技術によるビジュアルは、とても重要なポイントになるとも思う。
でも、その場合の「わかりやすく」というのは、この記事で紹介されているようなことではないと思う。
記事の中で、紹介されている意見に大きくうなずくばかり。

IT技術は、アクセス不十分さを改善する方向で、進んでほしい。
聴覚障害者の字幕とか、あるいは遠隔地とのビデオリンクとか、捜査の可視化とか・・・
まぁ、それ以外のことでも役だっても良いし、裁判員制度のおかげで、法廷がIT化するのは大賛成なのだけれど、だからこそ方針をしっかり持って、推進しなくては・・・
 たらいの水と書いたのは、そういうこと。

また、捜査の可視化という点では、先日の報道(これもボ2経由)で紹介されていた大阪地裁の判決では、
取り調べの録画の解析から、通訳に誤りが発見され、猶予判決がでたとのこと。
可視化とそれを支えるIT技術が有効に機能したようで、喜ばしい。

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友人死亡させた韓国籍の女 調書に誤訳、猶予判決 大阪地裁
 友人の髪をつかんで引っ張るなどして死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた韓国籍の無職、金美延(ミヨン)被告(33)の判決公判が27日、大阪地裁であった。長井秀典裁判長は取り調べ状況を記録したDVD映像の解析から、「頭を揺さぶった」とする供述調書に誤訳があったと認定。その上で暴行と死亡との因果関係は認めながらも、「暴行の程度が軽く、偶然性が高い」として懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役6年)を言い渡した。金被告が被害者の頭を揺さぶったか否かが争点になり、金被告は「頭を揺さぶった」とする調書の内容を否定。長井裁判長は取り調べDVDの解析から「髪を引っ張り合って体が揺れたとの被告の供述が『頭を揺さぶった』と不正確に通訳された」と認定、「真意ではない調書が作成された恐れがある」とした。
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