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2008/06/01

News: コピペと引用の間

数日前のニュースだが、
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 インターネット上の公開情報を引き写しただけの「コピー・アンド・ペースト(コピペ)」でないかをチェックするパソコンソフトを、金沢工業大学教授が開発した。コピペは学生のリポートなどで横行しているとされ、先生らには朗報になりそうだ。
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確かに、朗報かもしれない。
私も、是非、試してみたいと思う。
普段学生のレポートや卒論に接していて感ずる学生と教員の意識のズレ(不幸な齟齬)の最大のものの一つは、このコピペと引用の関係だと思う。
最近の学生、まぁ一年生はともかく、3年であれば、

コピペ(無断転載)がいけないということは、分かっている。
分かっているから、なんとかばれないようにと、要らない苦労をする。
これが、教員との間のまったくのミスマッチ・・・

やってはいけないのは、無断転載であって、引用ではない。
正しい方式で典拠を示した上での引用は、良いレポートにとってプラスであり、場合によっては不可欠なもの。
逆に言うと、まったく引用のないレポート、先行業績について言及していないようなレポートは、評価としては非常に低い、ということ。
もちろん、分野やテーマによって、程度の違いはあるし、オリジナリティーが重要であることは、いうのでもないのだが、レポートは感想文ではないのだから、自分の感想や考えにだけ終始していては、広がりがない(場合がほとんど)。

ちなみに、このことは、書籍であっても、インターネット上の情報であっても、まったく同じこと。
情報の信頼度を測る必要があるというのも、両者でかわりはしない。
その信頼度を測るもの手かがりは何か、ということを学ぶ必要があるのも、同じ。

普段接することの多い学生のことを書いたが、
この引用と無断転載の違いが分からないのは、学生だけではない。
もう5年以上前になるが、某政令指定都市の区役所が主導して、とあるNPOの作成したリーフレットを断りもなく転載し、ほとんど同じ体裁でのリーフレットを作成されたことがある。
そのリーフレットには、文章はもちろんのこと体裁その他で、工夫をこらしたものだったので、当然、質問と抗議に出かけたが、その担当には、私たち(著者)の意図がつたわらない。
「このリーフレット(区役所のもの)には、ここに名前(自分たちの)がはいっているのだから、問題ない」と言い張られ、とても閉口したことがある。
この担当は、いつもの自分たちのパンフレットの作り方と同じであると言って、作成した防災パンフレットとその転載元を並べて説明してくれたのには、驚いた。

ついこの間も、
アナウンサーがブログを無断盗用して謝罪というニュースがあった。

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