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2007/12/28

News :文科省の合格者抑制策、国立大の定員超過分は授業料没収

報道によると、
 文部科学省は、在学生が定員を大幅に上回った国立大について、学部ごとに基準を超えた分の学生の授業料を国が実質的に没収することを決めた。

 私大に関しては、かねてより補助金カットという手段で抑制してきたわけだが、「法人化以降、独自収入のアップを目指して合格者を増やしている国立大に警鐘を鳴らす対策」として、08年度から段階的に実施するらしい。

適正な定員というものがあり、それに沿って設置審査その他の厳しい審査をしているのだから、大幅な定員超過については、しかるべき抑制策をするのは当然である。
でも、

それは大幅な定員超過により、十分な教育が行えないからであろう。

実態として受けれてしまった場合には、学生への十分な教育を実施するために、たとえば教室の手当や、学内・学外非常勤の手当など、あるいは事務量の増加などへの手当など、費用がかかるはずである。
それを一律没収というのは、いかがなものか・・・
もちろん、かつての一部の私立大学のように、はじめから定員の1.3倍で翌年の予算を立てるような事を常態としている場合は論外としても、定員超過自体をほおっておいて良いわけではない。
たとえば、初年度についてはそのままにして、それら超過分の授業料が上記のような学生増に対応した費用として使われているかどうか、あるいはそもそも十分な教育が実施できているかによって、評価した上で、次年度からしかるべき措置をとるという方法は、とれないのだろうか。
他の項目に関しては、あれほど細かい評価を実施している文科省ができないはずはない。

定員というものがある以上、定員超過というのはあってはならない、だから抑制策として有効な手段である、授業料収入のカットをする、というのは、教育の実態を見ていないのではないだろうか・・・まぁ、いかにも机の上だけで考えた、という印象をもつ。

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