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2007/12/05

News: 英国、精子提供者の扶養義務

Matimulog経由で知りました。
報道によると、
英国の同性愛の女性カップルが知り合いの男性から精子の提供を受け、人工授精で子供を2人つくった。ところが、その後カップルが「離婚」。「父親」として子供の養育費を払わなければならなくなった男性が、「父親とみなさないで」と訴訟を起こそうとしている。

要するに、

カップルは、この提供者に対して、育児その他の負担は負わなくて良いということで、提供した。ところが、カップルが別れて、養育費問題が浮上すると、雇用・年金省から「あなたが父親だから」と月約450ポンド(約10万円)を出すよう求められたとのこと。

また、英国では、不妊治療などのために認可された病院を通して匿名で精子が提供された場合は、提供者を父親とはみなさない。しかし、個人的に提供すれば、生物学上の父親が法的にも父親としての義務を負う。

日本ではどうか・・・
とりあえず、現状では匿名主義をとっているので、このような問題は起きないことになっている。
が、逆に親子関係が認定されたなら、養育の義務も認められることになるのでは・・・

今のところ、AIDにおいて父親に関して裁判になった事例は、AIDについての夫の同意と嫡出推定の関係、死後懐胎子の場合だと言われているが、子供の出自を知る権利などとの関係で、考えなければならない。

ちなみに、今年度のジェンダー法学会では、生殖補助医療やリプロダクティヴ・ライツについてのシンポジウムや個別報告が行われて、非常に興味深かった。
これについては、別エントリーで・・・

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コメント

おお〜い。
どおしたの。

投稿: とおりすがり・・・ | 2007/12/06 22:55

とおりすがり・・・さま
ご指摘ありがとうございます。

最後まで書いたつもりになっていました。
お恥ずかしい・・・

投稿: いのうえ | 2007/12/10 00:31

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