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2007/08/22

book : ドメスティック・バイオレンスとジェンダー−適正手続と被害者保護

吉川真美子『ドメスティック・バイオレンスとジェンダー−適正手続と被害者保護』(世織書房)

デュープロセスと被害者保護の相克という理論的問題について、
アメリカ合衆国のDV防止法や、加害者の義務的逮捕制度の検討を通して、
もう一つの補助線、ジェンダーをもちいつつ、
論じている。
女性被害者保護の観点から論じられることの多いDVであるが、
アメリカ刑事司法の中心的理念の一つであるデュープロセスとの関係を、
法体系に即して論じようとしている好著である。

ジェンダーを補助線として問題を切り出しているその成果が、
新たな法体系の提示、あるいは構築のプロセスへと活かされると良いと思う。
そのためには、デュープロセスという概念そのもののについても、再解釈する必要があると思う。
日本法への示唆も、具体化するのではないだろうか。

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