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2007/07/18

日本もようやくICCへ加盟

昨日、ICC 国際刑事裁判所の加入書を提出した。
http://www.asahi.com/politics/update/0718/TKY200707180140.html

1998年に設立条約(国際刑事裁判所ローマ規定)の採択の時には、
アメリカ・中国・イスラエル他が、反対しており、成立が危ぶまれたし、
発効のためには、60カ国の加盟が必要なことから、発効まで20年はかかるのでは、と言われてきたICC。
でも、僅か4年後の2002年には、66ヵ国の加盟を得て、ハーグに設置されました。

日本の加入がここまで遅れた原因は、
この裁判所の設立の時から反対し、
加入の国に対する経済支援の停止というか、経済制裁(?)をちらつかせ、
免責協定の締結を打診してきた同盟国アメリカへの配慮、
国内法の未整備など が指摘されているが・・・

ともあれ、捜査協力や引き渡しに関する関連国内法の整備をすませ、
ようやく105番目の加盟国となった。
また、大拠出国として全体の22%に当たる年約30億円程度を負担するほか、
12月に行われる裁判官補欠選挙に斎賀富美子・人権担当大使が立候補し、人的貢献も目指す、
ということでした。

ICC・国際刑事裁判所について、詳しく知りたい方は、

http://gc.sfc.keio.ac.jp/class/2005_22198/slides/05/index_3.html
慶應大の斎木尚子先生の講義が公開されてます。

ICCが国際関係にもたらした大きな変化(の可能性)を
国際共同体意識の高まりということから、説明していて、とてもわかりやすいです。

それにしても、アメリカの提案している免責協定って、
「補完性原則」にはんするのじゃないかしらねぇ。

日本が加盟した今、この悪魔のささやき(!?)に惑わされることがないように・・・と願ってます。

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以下は、ブログ周回をしていたときに見つけたある記事([http://sabasaba13.exblog.jp/4041352 TB先参照])に対する私のコメントに頂いた、サイトオーナーの問いかけをきっかけに、私個人が書き上げたレスなのですが、長大になってしまったためコメントとして返信できなかったので、こちらに転載することにいたしました。重ねて申し上げますが、以下は私の個人的な総括でありJNICCを代表するものでも、政府各省庁の公式見解を代弁するものでもありません。&..... [続きを読む]

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