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2007/03/12

News: イタリアで同居カップルの権利法案をめぐり議論

報道によると

 イタリア政府が法的に結婚していない同居カップルの相続権などを認める法案を用意。「同居カップルの権利(DICO)」法案では男女の「事実婚」者だけでなく同性愛者にも適用を広げているため、保守派やカトリック教会は「伝統的な結婚と家族の価値が薄れる」と猛反発。
   ということ。

イタリアは、いくつかの州では既にフランスのPACS法に似た制度を取っているが、

今回の法案では、
法的な手続きに基づく結婚者が持つ権利に準じて、
9年間の同居後、互いに財産の相続権を得るほか、いずれかの姓を選んだり、一方が死亡後の年金を代わって受給できる。

さて、日本では・・・
同姓強制以外の部分では、とても容易な婚姻・離婚・縁組の制度を持つ日本だが、
同性婚、あるいはパートナーシップの登録制度に関しては、具体的な立法課題にはなっていないようである。

同性婚に関しては、憲法24条が俎上にあがるのだけれど、
「両性の合意のみに・・・」という文言についても、これまであまり実質的な議論をしてきていないし、
そもそも、家族の憲法的な位置づけについての議論ってあまりされていないのが現実。
     最近は、少しずつはじまっているところ。
憲法上、保護されるのは、婚姻なのか家族なのか・・・
たとえば、国際法などで行われている「家族形成権」の観点からも議論すべきだと思う。

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家族」カテゴリの記事

コメント

最近「婚姻vs家族」で問題になっているのは、なんと言っても民法772条2項ですよね。

「なな・なな・にい・にい」ですので覚えてしまいました(笑)

で、この規定「みなす」ではなく「推定」なので、運用を変更すればなんとかなると思いますが…

投稿: m | 2007/03/12 16:34

mさん
そうですね。今日、法務省が民間グループからするそうですね。

772条の嫡出推定は、とても強い推定で、覆すことが難しいというか、限定的なのです。
この嫡出推定を覆すことのできるのは、夫のみで、しかも子の嫡出を承認せずに(776条)、いつ年以内に訴訟を提起(775条・777条)しなくてはいけません。
親子関係不存在の訴えとは、全くちがいますね。
これは、法的な親子関係の一義的確定が、家族法の重要な目的であるという点から、説明されることがおおいですね。
まぁ、ご存じのように、現在この点が問題になっているわけですが・・・
前回の民法・身分法の改正の時にも、改正の方向で動いていましたよね。
さて、今回はどうなりますか・・・

投稿: いのうえ | 2007/03/12 17:01

フランスは同性婚はダメですね。Cour de cassationが無効とする判決を出したそうです。これで確定ですね。

mardi 13 mars 2007, 18h18
L'annulation du mariage homosexuel de Bègles renvoie la question aux politiques
Par Sophie LAUTIER et David ARRODE
http://fr.news.yahoo.com/13032007/202/l-annulation-du-mariage-homosexuel-de-begles-renvoie-la-question.html

このあと、European Court of Human Rightsに行くのか、それとも法律が改正するのか。でもどうも大統領選はサルコジが勝ちそうだからなああ。

投稿: m | 2007/03/14 23:07

mさん、
情報提供ありがとうございます。
婚姻(mariage)としての同性婚と、生活実態としてのカップルの法的保護とは、違うはなしですからねぇ。
家族法が保護するべきなのは、何かということと、関連して議論しなくてはいけませんね。

投稿: いのうえ | 2007/03/14 23:15

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