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2005/10/02

亜細亜女性法学研究所 出版・レセプション

韓国のインチョンにある亜細亜女性法学研究所(Asian Women Law Institute )の年報の出版のお祝いのレセプションとセミナーにお招きを受け、出かけてきた。年に一度の紀要に、拙稿を掲載して頂いただけでなく、思いがけず、講演の機会をいただいて、緊張の2日間だった。
この研究所は、元インチョン大学の教授ベイ先生が中心となって、運営されており、韓国・日本の法哲学・家族法・民法・社会保障法・憲法などの研究者が集まっている。紀要は今年で第8号となりテーマは「人権」である。

私の報告は、『女性の人権と社会構想−−親密圏の現代的意義』というタイトル。参加者の多くは実定法学者なので、基本的な概念をしっかり説明して下さいと言われたので、「親密圏」の思想史的な背景のところをすこしばかり多めに報告した。討論では、ソウル大学の朴恩正教授(法哲学)と、同じくソウル大学 のHyunah Yang助教授(Feminist Jurisprudence )さんが、議論の相手をして下さり、とても勉強になった。朴恩正さんとは、何度もお目にかかっているが、Yangさんとは、初対面だった。
いずれにしても、金ムンスクさん(甲南大学)と片桐由喜さん(小樽商科大学)の通訳には、本当にお世話になった。ありがとうございます。

亜細亜女性法学研究所のベイ先生は、懐が深いというか、迫力満点というか、とても素敵な方でした。学閥を超えて、色々な方が(男性も女性も)集まってくるのがわかる気がした。
10年前に留学したスコットランド・エディンバラ大学のN. MacCormick 先生を思い出してしまった。
日本には、ああいう雰囲気の先生は少ないのでは・・・と思った。

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